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夫37歳、妻37歳。
僕が昔からお世話になっている方の娘さんご夫婦です。
このご夫妻(TくんとTちゃん)は結婚から10年近く経っています。
現在、不妊治療中です。
当初はまだ若いからと子どものことは考えていなかったようですが、2年くらい前から本格的に治療しています。
本格的に治療を始めたのは、ちょうど僕のところが授かったことを、お世話になった彼女のお母様に報告したころです。
その前から欲しがってはいましたが、自然に任せていたようで、うちが治療をしていたことを話してからは、治療内容や病院のことをよく相談されるようになりました。
お互いの住まいは100キロくらい離れているにも関わらず、うちと同じレディースクリニックで治療しています。
もちろん不妊治療ではかなり有名で実績のある病院で、他県からもたくさんの患者さんが来る病院なんですけどね。
ところが治療開始後、かなり深刻な甲状腺の病が見つかり、外科的に治療するしかないとのことで、手術しました。
なんだかんだで、1年くらいは妊活は中断するしかなくなってしまいました。
しかし、治療もうまく行って、すでに不妊治療を再開しています。
こんなことがあって中断している期間が約1年あったので、治療自体はまだ1年くらいです。
甲状腺が分かるまでは旦那さんがイマイチ協力的じゃなかったようで、そのことについても、奥さんといろいろと話しをしましたね。
男はこう考える的なことを。
それが役にたったのかどうかは別にして、甲状腺がよくなる頃に旦那さんはスーパー協力者に変身していたみたいです。
ですが、このご夫妻の場合、旦那さんの精子の具合が良くないそうで、タイミング法ではまず無理と言われたそうです。
なんと無精子症という診断結果たったそうです。
この宣告は辛いです。
旦那さんも奥さんも。
やはり特に旦那さんの落ち込みようはヒドかったと、後に知りました。
今まで協力してこなかった罪悪感や後悔、そして考えもしなかった男性不妊だったとは。
僕自身に置き換えて考えると、本当に恐ろしくツライことだと思います。
そして、奥さんの年齢が37歳ということもあって、焦りもかなりきています。
37歳を過ぎると女性の方にもかなり気を使わないといけないというデータを見たことがあります。
特に初産の場合は。
無精子症だとわずかな精子が精巣などに付着しているのを見つけて、顕微授精するしかないそうです。
幸い生きている精子がいたので、顕微授精を3回行ってみたものの、妊娠せずです。
ですが、このご夫妻は旦那さんもいつまでもクヨクヨとしていてはいけないと、なんとか復活してがんばっています。
今は僕たちがお世話になったクリニックで治療していますが、あと数回やってダメなら別のところに治療に行くということも考えているようです。
(ただ今、顕微授精を3回して、妊娠できていない状況です。)
場所を変えると診察も治療も、本人たちの気分も変わるかもしれませんからね。
何とか授かることをお祈りしています。
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