40歳女性です。タイミング法→人工授精→体外受精を経て現在妊婦です。
タイミング法は、何年か前に半年くらい病院に行いましたが、結果が出ず、しばらく不妊治療は休止していました。
30代後半になり、年齢的な限界が近付き、やっと不妊治療を再開しました。
まずは、基礎体温を付け、卵管がきちんと通っているか卵管造影の検査を行いました。
卵管造影は、数年前に行った時には、とても痛かったのですが、今回は全く痛みが無く、先生の腕によるところが大きいようです。
その当時通っていたのは、不妊治療専門の個人クリニックです。
卵管造影は、特に問題が無く、不妊の原因はこれといって見当たらなかったため、翌月から人工授精を開始しました。
費用は、病院や個人によっても差があると思いますが、1周期で20,000円ちょっとです。
うまく排卵されない周期や、排卵を逃してしまった周期、排卵の予測が難しい周期などいろいろあり、毎月続けてはできませんでしたが、3回目で一旦妊娠しました。
ですが、心拍確認前に流産してしまいました。
初期の流産は卵の染色体などによる原因が多いので、母体のせいではないと説明を受けましたが、ショックでした。
本当に流産なのか信じられず、診断を受けてから3週間後くらいにやっと手術を受けました。
その後、生理周期が戻るまで5か月ほど空けて、また人工授精を開始しました。
結局全部で8回やりましたが、結果はでませんでした。
この時点で39歳になっていたので、転院して、体外受精にステップアップすることにしました。
とても有名な体外受精専門の病院に初診予約をとりました。
その時点で1か月以上先の予約でした。
しばらく時間があったので、不妊治療専門の鍼灸院に通いました。
鍼灸院では、初診8,000円、2回目以降6,000円で、週に1回くらい通っていました。
ネット上で情報があふれ、何が正しいかよくわからなくなっていたので、鍼灸院の先生のアドバイスはとても参考になりました。
良い卵子には、良質なアミノ酸が必要だということで、飲むお酢を主人と一緒に毎日飲みました。
子宮に血流が回るように、ウォーキングなども適度に行いました。
体外受精専門の病院では、日常生活へのアドバイスは特にありませんでしたが、葉酸のサプリメントをとるように言われました。
体外受精は、1回目の採卵で2つ卵がとれ、1つは初期胚移植をしましたが、結果は陰性でした。
もう1つは胚盤胞まで培養・凍結して、次の周期に移植しました。これが、無事着床し、妊娠に至りました。
費用は2回移植で約60万円くらいでした。
移植当日または前日か翌日に鍼をすると着床率が上がると聞き、実行しました。
移植後は、なるべく安静に、家事なども手を抜き家でゴロゴロしていました。
体外受精で結果が出た主な原因は、病院の技術の高さだったと思います。
費用が高くて、通いにくい場所にある病院でしたが、評判が良いのには理由があるんだと思いました。
何度も人工授精を失敗した病院は、近いからという理由で選んだ病院だったので、病院選びには貪欲にならなければいけないと思いました。
また、人工授精と体外受精は、名前は似ているけど、費用も技術も全然次元の違う治療だと思いました。
人工授精の成功率は約20%くらいと言われているので、5回やってダメなら、体外受精に進むべきだと当時の自分に言いたいです。
私が通った体外受精専門の病院は、薬を使う量が最小限で、採卵も無麻酔です(痛みはほとんどありません)。
体外受精というと、自己注射や全身麻酔など、薬をたくさん使うイメージがありましたが、その点では体に優しく、とても良かったと思います。
また、人工授精の病院では、ほとんど毎回私1人で行っていましたが、体外受精の病院では、初診から主人と一緒に行きました。
主人も説明を聞いたりしているうちに、事情がわかってきたのか、かなり協力的になり、助かりました。
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