[ 目次 ] 1.自己紹介 2.子作りを決意するも不妊 3.不妊治療に協力 4.体外受精で妊娠 5.出産(帝王切開)(このページです) |
このページでは出産の時のことを書いています。
不妊治療とは関係ありませんが、よかったら見てください。
妊娠が分かった時は、まずうれしくて妻と喜びを分かち合いました。
とりあえず、16週=妊娠5ヶ月の安定期を目指してがんばろうと話しました。
そして、しばらく経つと双子であることが発覚しました。
正直、双子は想像すらしていなかったので、少し驚きました。
授かればどちらでもいいというのが大前提ですが、僕は男の子か女の子、どちらかというと男の子、そして経済的なところからも一人かなっていうのがあったんです。
それがいきなり双子と聞いたので、驚いてしまいました。
でもそれもほんの少しの間で、日を追うごとに喜びに変わりました。
そして、最初の目標の安定期がやってきました。
さすが双子です。
痩せている妊婦さんなら、もう7~8ヶ月くらいと言ってもいいくらい妻のお腹が大きくなってきました。
男女は早く知りたかったので、先生にも聞いてみました。
先生は、「まだ分からないけど、一人はたぶん女の子で、もう一人は分からない」とのことでした。
どちらかというと男の子が欲しかった僕ですが、この頃には二人ともが安全に健康に生まれてくれれば、本当にどちらでもよくなっていました。
そして、だいたい性別が分かるという時期である6か月を過ぎても、先生は同じ答えでした。
男の子の場合は突起物があるので、ある程度判断しやすいそうですが、突起物が見えない場合は、偶然隠れているということもあるので、判断しにくいそうですね。
8ヶ月目に入って少しした頃の検診で、双子を個人医院で出産することを少し不安に思った妻は、今まで不妊治療とその後の検査をしてくれていた先生に相談しました。
すると快く近くの総合病院(地元では一番大きい)を紹介してくれました。
そして、いざ総合病院に行ってみると、なんと即入院。
軽く検査のつもりで行った妻は、帰ることを許されなかったのです。
とは言っても深刻な病気や問題が見つかったわけではなく、双子で母体や赤ちゃんにすぐに危険があるということでもなかったのですが。
そして、入院の手続きや諸々の書類にサイン。
(サインする書類が多いですよね)
そして、夫婦で新しい先生の話しを聞く時間を取るようにと言われました。
早速、話しを聞きに行ったわけなんですが、やっぱり双子の出産は大変らしく、リスクをすごく説明されました。
この時点で出産は帝王切開確定。
まずは双子それぞれ、1600グラムずつを目指しましょうということで、お話しは終わりました。
この時は男の僕もそれなりに活躍しましたよ。
仕事終わりに病院に通い、妻の衣類の洗濯や欲しいものの買い出しなど。
家に帰ると掃除や洗濯、ゴミ出しなどなど、今まで妻がやっていてくれたことへの感謝が湧いてきました。
先生との話し合いも、時折していただいて、次は1800グラムを目指そうとか、このあたりを予定日にしましょうとか、予定まであと何日がんばりましょうとか、気を使ってもらったと思います。
妻はツライこともあったと思いだすが、幸い何も病気や事故が起こらず、二人の子どもたちは2,300グラムを超えました。
もちろん、妻のお腹は人間のお腹かと思うくらいにパンパンです。
4,600グラムが入っているんですもんね。
そしていよいよ予定日。
僕は会社を抜け出て、待合室で待機していました。
帝王切開ですので、立ち会いはできません。
確か9時30分頃からの手術だったと思います。
ほんの30分ちょっと経ったら、看護師さんが「こちらへどうぞ」って言う感じで、案内してくれた部屋で数分待ったと思います。
すると、一人目のお姉ちゃんが、看護師さんの手の中に。
「お父さん、抱いてあげて」
との声に、戸惑いながら抱きました。
この感動は言葉にできません。
ただ、妻より先に抱いていいのかなっていう思いはありました。
そうこうしていると、二人目の妹が運ばれてきました。
「はい。妹さんですよ」
って、看護師さんが抱かせてくれました。
身体を拭いたり、体重を計ってもらった後にも二人を抱いて、写真まで撮ってくれました。
(体重は2,380グラムと、2,420グラムでした。)
意外とリラックスした空間なんだとか、結構冷静にいろんなことを考えましたね。
そして、子どもたちは検査のためにNICUへ。
どのくらいの時間が経ったかは覚えていませんが、妻が産後を過ごす病室へ運ばれ、僕も妻に会いに行きました。
妻に感謝を伝えて、喜びを分かち合いました。
うっすら泣いていましたね。
がんばりました。
NICUへ行っていた子どもたちも、妻ががんばって長くお腹の中にいたので、しっかり成長していて問題なしですぐに同じ部屋で過ごすことができました。
その後、黄疸がでたりもしましたが、10日間ほど入院して無事に親子で退院できました。
今でも小さい二人ですが、しっかりと育ってくれています。
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